【岡山で育休を取る30代男性の日記8】母子共に不健康でした。「娘」の巻

前回の続き。

出産後もなかなか大変なことが続いているが娘もだいぶ大変だった。

心雑音

出産後、なんだかんだで伸びた(前回参照)入院期間の中で、医師から妻に宣告があった。

「娘さんの心音から、ノイズが少し聞こえました。大事を取って、別の医院でエコー検査した方がいいと思う」

ということで、紹介状を書いてもらって、別の医院で検査をすることになった。

正直いって、この時点で怖かった。

心臓って一番やばいところじゃん・・・。ということで、

「心臓 ノイズ」とか「心雑音」とかでググりまくる日々の始まりだ。

いろんな意見が出てくるけど、

「なんでもないケースも多いので心配しすぎないでいいよ」

というものが多い。

その通りだと思うし、なんでもなくなかったとしても、結局のところできることはほぼない。

俺たちがやるべきことは少しでも早く検査をして、しっかりと現状把握をすること。

と思って紹介された病院を退院後すぐの日程で予約した。

しかしながら、このタイミングで妻の転院があったりして、退院日がずれた関係で

当初の予約日には行けず・・・。

結局、1週間ほど後ろ倒しになった。

エコー検査

慣れない育児に悪戦苦闘しながらも、心雑音へのやきもきする気持ちも抱えた

非常に不安定な約1週間を過ごし、病院に行く日を迎えた。

その日は退院後、娘の初めての外出でもあった。

ちなみに、うちの娘は車に乗せておくと本当に静かですごく寝る。

ということで病院に到着。

エコー検査。

俺ですらほとんどやったことないのに生後まだ数日ほどのこの子が経験することになるとは。

なんか胸にローション的なものを塗って、機械を胸に当てていくのだが、

ローションを塗った時点でギャン泣き。

そりゃそうだよな、わけわからんことが起きすぎてるもん。

機械を当ててまたギャン泣き。

もう少しの辛抱だ。

モニターに表示される心臓の様子を見て、なにか確認している医師。

・・・

長い。

実際はそんなにかかってないのだろうが、体感ではすごく長く感じた。

・・・

しばらく経って医師が口を開く。

すごくにこやかで穏やかな先生なので、表情からは検査結果が読み取れない。

「ここを見てください。この部分に穴があります」

ということで淡々とわかりやすく状況を説明してくれた。

結論から言って娘は心室中隔欠損症であり、先天的に心臓に穴が開いていた。

穴の大きさは小と中の間くらい、とのこと。

大きなものであれば、心臓を開けて手術をする必要があるらしいが

いずれにせよ新生児のうちにそんな体に負担がかかることはできないので、とりあえず様子見。

穴が小さい場合は、自然に塞がることもあるらしい。

「心臓に穴」と聞くと、かなりヤバそうに聞こえるが100人に1人くらいは

先天的に心臓に何かしらの疾患を抱えているらしい。

実際に娘がこの病気だとわかってから周りの人とも話をしたが、実際に先天的な心疾患を抱えている方もいることがわかった。

そしてその人も元気に過ごしているのだが、心臓に穴が開いていても元気に過ごしている人は多いようだ。

ただ、新生児のうちは風邪をひいたりしてもそれを治すのに心臓に負担がかかったりすると

重症化するリスクや最悪の場合、命を落とすようなケースもあるらしく、細心の注意を払う必要がある。

病気と向き合う

娘の症状がわかった今、俺にできることは細心の注意を払いながらも、

他の子と同じように元気に育ってもらうためにできることをする。

可能な限り人混みを避けて、感染に注意しながらお出かけにも連れて行ったり、

幸いにして育休中で時間もあるので娘とのコミュニケーションの時間をたっぷりとり、

定期的に病院に連れて行き、あんまり俺が病気のことを考えてくよくよせずに楽しく

一緒に育てていこうと思う。

俺は合理的なことが好きなので、「くよくよしててもどうしようもねーじゃん」と思う。

思い悩んだり心配しすぎたりするのは建設的な時間とは言えない。

実際にいま我が子は心臓に穴が開いているとは思えないスピードで成長しているし、

毎日元気いっぱいである。

まだ3ヶ月も経っていないのに、先日寝返りもした。

今後とも、あまり思い悩みすぎずこちらも育てていく所存だ。

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