この1年は妻は妊娠していていろんなことがあった。
うちは年齢的に決してタイミングの早い出産ではないし、まあいろんなトラブルはあるだろうと思っていたが、
案の定いろいろとあった。
ここで言いたいのは、いろいろは本当に不安になることばっかりだけど、
結果的に今、元気な子供が産まれているということ。
まあなんとかなる。
妊娠中の妻が救急搬送
1番びっくりした出来事がこれ。
妊娠25週くらいのタイミングだったか。
会社で仕事をしていたら、妻からLINE電話。
仕事の時間に電話がかかってくることは基本的にはない。
直感的に緊急事態と察する。
「○○さんの旦那さんですか?」妻からの着信のはずがおじさんの声。
「はい、そうです」
「救急隊の○○です。奥さんから聞いているかと思いますが、奥様をこれから救急搬送します」
・・・いや何も聞いていない。
ということで聞けば腹痛がひどく自分では歩けない状況で119番に連絡したらしい。
これから救急搬送できる病院に当たってみるので、搬送する病院が確定したら連絡します、とのこと。
もはや気が気じゃないだけど、平静を装い「わかりました」と電話を切る。
電話を確認すると少し前に妻からLINEでお腹痛いとメッセージが来ていた。
仕事に戻ってPCの画面を見るけど上の空。しょうがないよね。
10分ほどボケっと画面見てたら再度電話。
「岡山中央病院が受け入れ可能なので、そちらに向かいます。旦那さんも来て欲しいのですが来られますか?」
「行きます」
返事してから上司に確認。
「すぐ行ってきなさい。運転にはくれぐれも気をつけて」。
理解ある職場に感謝。
しかし、その上司の言葉が沁みた。なぜならめちゃくちゃ運転が怖かったから。
頭の中で、お腹の子は大丈夫なのか?母体は大丈夫なのか?いろんなことがグルグル。
そんな状態での運転は初めて。手汗めっちゃ出るし。
ということで今度俺が部下に何か緊急事態があった時も絶対に「運転には気をつけて」と添えてあげようと思った。
なんとか病院に到着。
岡山中央病院のスタッフの方から真っ先に「お腹の子どもに影響はないようなので安心してください」と言われる。
本当に出来た方たちだ。
これで一気に肩の荷が降りた気がした。
そうこうしていると妻が車椅子で運ばれていた。憔悴しきって目も見えているか怪しい。
「これから奥様の検査もしますので、しばらくお待ちください」
この1年何度か経験することになるのだが、「病院で検査結果を待つ」という時間は本当に嫌だ。
一日千秋の思いで待つ。
しばらくして妻が車椅子で出てくる。
なんとか話ができるくらいまでに回復していたので安心。
そして検査結果としても何も問題はないとのこと。
まあよかったのだが、じゃあなんなんだその腹痛は、と。
とにかく胸を撫で下ろすが何か気持ちが悪いけどしょうがない。
これまで以上に妻の状況には気をつかおうと思った。
妊娠糖尿病
俺はこんな言葉知らなかった。
去年の年末ごろ、妻が妊娠糖尿病と診断された。
言葉のインパクト的に衝撃を受けたが、最近は増えていて
妊婦の10人に1人がかかる病気のようだ。
正直、俺は10人に1人と聞いてだいぶ安心した。
クラスに4人くらいはいるってことか、と。
当然ながらそこから妻は食事を細かく摂ったり、
野菜→タンパク質→炭水化物の順で食べることを厳守したりとかなり大変そうだった。
やたらと千切りキャベツのサラダを買いに行ってた。
あとoikosのヨーグルトもよく買わされたな。
スーパーで見かけるだけで食べたことなかったけど、このoikosのヨーグルト美味しい。
タンパク質が多いので嫁に買ってたんだけど、クリームチーズみたいな濃厚さがあるヨーグルトで
ちょいと高いんだけどおすすめです。
まあ年末年始で色々と美味しいもの食べたい時期にこういう病気になってしまったのは
かわいそうだった。
でも結局は上述の食べる順番だったり、食べるもののバランスを考えてあげれば
何か特定のものを食べてはいけないというわけではないので
定期的にガス抜き的に妻の食べたいものを食べに連れて行っていたな。
↓とか。
羊水過多
そして羊水過多。
妊娠してしばらく経つと月1で定期検診に行っていたんだが、
行くたびになんか新たな問題が出てきてて、正直「今度はなんだ?」という感じだった。
これは羊水が多くなって、お腹の中で胎児が動きやすくなるので
逆子のリスクが高まったり、破水が早くなったりするというもの。
これについてはもう何をどうしてやることもできない。
何も起きないことを祈るしかない。
上記の妊娠糖尿病の時と共通なんだけど、こういう妊娠関連のトラブルがあったら
俺はとにかく自分で調べてそれで正しく安心したり、正しく不安になって、対応するのが重要だと思った。
妻も俺も不安しかないけど、どうしようもないことはどうしようもないし、
少しでも取り除ける不安要因であればできることをやればいい、それだけ。
あまり意味のないことかもしれないけど俺はやっぱり発生する確率とか問題が起きる確率も
しっかり把握しておくべきだと思った。
大きな問題になる確率が対して高くない病気なら過度にビビらない。
どんと構えることが役目の一つかなと思う。
最初にも言ったけどいろいろあったけど、うちの子は元気に産まれてきてくれた。
実はここから出産日にかけてもいろいろとあるんだけど笑
それでも元気に産まれてきたので人間というのは赤ん坊でもそれなりにタフらしい。
ということで次回はそのいろいろあった出産日のことを書こうかなと思う。
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